そろばんの歴史
日本では、玉が串ざしになって桁ごとに整然と並んだ計算具を 「そろばん」といいます。中国では、「算盤」(スワンパン)といいます。西洋では、そろばんのことをAbacus(アバカス)といいます。
アバカスとは「平板」という意味で、平らな板(石とか木でできている)のことをいうのです。その上に石を並べて計算しました。
左の絵は、今から2,500年位前のつぼに描かれたものです。あるときはテーブルとしても使われました。
人類の歴史において、数をあらわしたり、計算するということは、とても難しいことだったのです。ですから、世界中で誰もがわかりやすい、具体的な石やコイン、そして玉を使って計算する「そろばん」が誕生したのです。
このコーナーは、珠算史研究学会のご協力をいただいて編集しました。