珠算能力検定試験の基本的考え方

商工会議所の「珠算能力検定試験」(1~6級)は、平成14年4月から、試験内容、施行方法等が大きく変わりました。これに伴い、日本商工会議所は、出題 する検定試験問題の内容を『珠算検定試験の出題にあたっての基本的考え方』としてとりまとめ、珠算指導者や受験者される方々のため広く公開しております。
この基本的考え方は、検定試験問題を出題する際の基本的な枠組みを示したもので、絶対的な基準ではありません。あくまでも、珠算指導者や受験される方々 の学習の目安としてご活用いただくためのものです。従って、この基本的考え方に必ずしも沿わない問題が出題される場合もあります。
なお、この基本的考え方は、日本珠算連盟が実施する「珠算能力検定試験」(7~9・10級)にも適用されています。

各級別の基本的考え方

各級別に整理をした「珠算検定試験の出題にあたっての基本的考え方」は次のとおりです。

みとり算
区分NO1~NO10加算加減算補数
1級 10けた揃いの加算および加減算10題(1題の口数10口) 6題 前半2題
後半2題
後半に1題
2級 8けた揃いの加算および加減算10題(1題の口数10口) 6題 前半2題
後半2題
後半に1題
3級 6けた揃いの加算および加減算10題(1題の口数10口) 6題 前半2題
後半2題
 
4級 5けた揃いの加算および加減算10題(1題の口数10口) 6題 前半2題
後半2題
 
5級 4けた揃いの加算および加減算10題(1題の口数10口) 6題 前半2題
後半2題
 
6級 3けた揃いの加算および加減算10題(1題の口数10口) 6題 前半2題
後半2題
 
7級 2けた揃いの加算および加減算10題(1題の口数10口) 6題 前半2題
後半2題
 
8級 2けた揃いの加算および加減算10題(1題の口数8口) 6題 前半2題
後半2題
 
9・10
2けた揃いの加算および加減算10題(1題の口数5口) 6題 前半2題
後半2題
 

かけ算

区分NO11~NO30
1級 実5けた~7けた、法4けた~6けたの範囲内で実・法合わせて11けたの問題20題 整数×整数、整数×帯小数、整数×小数、帯小数×帯小数、小数×帯小数、小数×小数および名数×整数、名数×帯小数、名数×小数等の問題で、端数処理の問題を含む。
2級 実4けた~6けた、法3けた~5けたの範囲内で実・法合わせて9けたの問題20題
3級 実3けた~5けた、法2けた~4けたの範囲内で実・法合わせて7けたの問題20題
4級 実3けた~5けた、法2けた~4けたの範囲内で実・法合わせて7けたの問題20題  
5級 実2けた~4けた、法2けた~4けたの範囲内で実・法合わせて6けたの問題20題  
6級 実2けた~3けた、法2けた~3けたの範囲内で実・法合わせて5けたの問題20題  
7級 実2けた、法2けたの範囲内で実・法合わせて4けたの問題10題  
8級 実3けた、法1けたの範囲内で実・法合わせて4けたの問題10題  
9・10
実2けた、法1けたの範囲内で実・法合わせて3けたの問題20題  

わり算

区分NO31~NO50
1級 法4けた~6けた、商4けた~6けたの範囲内で法・商合わせて10けたの問題20題 整数÷整数、整数÷帯小数、帯小数÷整数、帯小数÷帯小数、帯小数÷小数および名数÷整数、名数÷帯小数、名数÷小数等の問題で、端数処理の問題を含む。
2級 法3けた~5けた、商3けた~5けたの範囲内で法・商合わせて8けたの問題20題
3級 法2けた~4けた、商2けた~4けたの範囲内で法・商合わせて6けたの問題20題
4級 法2けた~4けた、商2けた~4けたの範囲内で、法・商合わせて6けたの問題20題  
5級 法2けた~3けた、商2けた~3けたの範囲内で法・商合わせて5けたの問題20題  
6級 法2けた、商2けたの範囲内で法・商合わせて4けたの問題20題  
7級 法1けた、商3けたの範囲内で法・商合わせて4けたの問題10題  
8級 法1けた、商2けたの範囲内で法・商合わせて3けたの問題10題  
9・10