十九代珠算名人位決定戦報告

土屋さん史上初の7連覇!
広島県広島市で珠算名人位決定戦

十九代珠算名人位決定戦報告

11月25日(日)、広島県広島市の広島国際会議場フェニックスホールで、全国の珠算の高段者や都道府県代表の選手ら128人による「十九代珠算名人位決定戦」(主催:日本珠算連盟、主管:日本珠算連盟広島県連絡協議会、後援:広島県、広島市、広島県教育委員会、広島市教育委員会、日本商工会議所、広島県商工会議所連合会、日本数学協会)が開かれました。

この大会は昭和49年、日本珠算連盟が珠算段位認定試験を全国統一検定として実施したことを機に、昭和51年に第1回大会が行われ、以来、全国各地で隔年に開催されている、珠算界の最高峰を競う珠算競技大会です。

競技は、かけ算、わり算、みとり算、伝票算など7種目で行われ、平成12年から6期連続名人の土屋名人を除く全参加者による1回戦の後、成績上位15名に土屋名人を加えた16人が2回戦以降のトーナメント戦で名人位を目指し計算の速さと正確さを競い合いました。緊迫した雰囲気に包まれた会場では、勝敗が決まるたびに大きな拍手や歓声が沸き上がっていました。

決定戦では、十八代名人で銀行員の土屋宏明さんが阿久根誠司さんとの対戦を制し、史上初の7連覇を達成。土屋名人は、今回決定戦までストレートで進めなかったことについて、「まだまだ、未熟さを感じています。これから、もっともっと精進していきたいと思います。今回は、大変うれしいです。ありがとうございました」と名人戦を振り返った。

成績一覧

名人 土屋 宏明(つちや ひろあき) 株式会社七十七銀行
準名人 阿久根 誠司(あくね せいじ 文部科学省国立教育政策研究所
優秀選手賞: 堀内 祥加(ほりうち ひろか) けいさんぎのう
若松 尚弘(わかまつ なおひろ) 一條珠算塾
高倉 佑一朗(たかくら ゆういちろう) 早稲田実業学校高等部
勝又 美貴(かつまた みき) 法山寺幼稚園
金子 優希(かねこ ゆき) 株式会社京葉銀行
鈴木 ひとみ(すずき ひとみ) 西宮市立瓦木中学校
敢闘選手賞: 前島 幸太郎(まえじま こうたろう) さいたま市立大原中学校
森 拓磨(もり たくま) 石巻専修大学
渡辺 紗知(わたなべ さち) 株式会社七十七銀行
大関 一誠(おおぜき かずなり) 青葉計算アカデミー
松田 沙也香(まつだ さやか) 早稲田大学大学院
坂井 宏行(さかい ひろゆき) 石巻信用金庫
伊藤 由夏(いとう ゆか) 東芝コンシューママーケティング株式会社
原子 弘務(はらこ ひろむ) 早稲田実業学校高等部
小学生優秀賞: 弥谷 拓哉(やたに たくや) さいたま市立与野南小学校
地元小学生
優秀賞:
山添 雄大(やまぞえ ゆうた) 東広島市立高美が丘小学校


19meijin_tournament.jpg トーナメント表
(クリックするとPDFファイルが開きます)

十九代珠算名人位決定戦問題