幕末の天才会計武士「そろばん侍」とその家族の奮闘を描いた映画

2010年1月 6日 11:20

 幕末の時代を生きた会計専門の下級武士にスポットライトをあてた教養映画『武士の家計簿』が、昨年12月3日に金沢でクランクインした。

当時の会計業務の必須アイテムといえば当然「そろばん」。天才的な数学感覚をもつ男が、破産寸前の家計をそろばんひとつで立て直してゆくさまは、不況の現代社会に暮らす私たちにとってまさにお手本ともいうべき生き方かもしれない。主人公の「そろばん侍」が幼い息子にそろばんの英才教育を施す場面にも注目したい。
この映画の原作は、2003年に出版されたベストセラー『バカの壁(著:養老孟司)』とともに話題となった『武士の家計簿-「加賀藩御算用者」の幕末維新-(著:磯田道史)』。
『武士の家計簿』は1月末に撮影を終え、4月に完成、今年の冬に公開の予定。
当連盟としては、この映画を更なる珠算振興のチャンスととらえ、今後の事業等に活用していきたい所存である。

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